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医療法人社団伸生会 武蔵小金井みどりクリニック

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糖尿病患者様の節分について

太巻きを一本丸ごとかぶりつくことで、無病息災や願い事が叶うとされている恵方巻
今年の恵方(幸運の方角)である西南西を向いて食べると、さらに幸せになるようですが、糖尿病患者様には気をつけて頂きたいポイントが4つありますので、是非チェックしてみてください。

 

【1. ハーフサイズを選ぶ】

恵方巻き(約18センチ)は、1本食べるとカロリーや糖質が過剰になりがちです。特に糖尿病の方は、血糖値の急上昇を防ぐためにも、適量を意識することが大切になります。市販の恵方巻は1本あたり約600kcal(具材により異なる)と高く、牛丼の並盛(約633kcal)と同じくらいのエネルギー量があります。そのため、半分の9センチにすることでカロリーを抑え、他の食事とのバランスも取りやすくなります。サラダ汁物を一緒に取り入れ、血糖値の急上昇を防ぎましょう。

 

【2. 醤油のつけ過ぎに注意】

恵方巻きには、かんぴょうや味付きの具材が含まれていることが多く、それ自体で塩分が高い場合があります。醤油をたっぷりつけてしまうと、塩分の摂取量がさらに増え、血圧の上昇につながる可能性があります。少量の醤油を小皿に取り、少しだけつけて味わう工夫をしてみましょう。

 

【3. 自宅で作る場合はお米を少なめに】

恵方巻きの主な糖質はお米から来るため、巻く際にお米の量を減らすのが効果的です。お米を薄く敷き具材をしっかり詰めると、満足感を保ちながら糖質を抑えることができます。雑穀米玄米を使うと、食物繊維が増え、血糖値の上昇を穏やかにする効果が期待できます。また、すし酢には砂糖が含まれ、通常のごはんと比べると糖質量が高くなります。そのため、使用する際はかけすぎに注意し、お茶碗1杯分のごはんに対してすし酢は小さじ2までを意識して使用しましょう。

 

【4. 番外編:豆について】

節分といえば豆まきですが、食べ過ぎは禁物です。100粒(28g)は約120kcalと意外に高カロリー。年齢の数だけ食べるのがちょうどよく、食べ過ぎを防ぐ指標になります。「ながら食べ」でいつの間にか大量に食べることがないよう、ゆっくりと噛んで楽しみましょう。

 

これらの注意点を意識し、無理なく節分を楽しんでください!

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