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武蔵小金井みどりクリニック
足の裏、最後に見たのはいつですか❓
足の裏、最後に見たのはいつですか❓
足にできたタコやウオノメ、靴ズレ、外反母趾、爪の形が悪くなってきた。このようなお悩みはありませんか?健康な方でも困ってしまう「足のトラブル」ですが、糖尿病の患者さんでは放って置けない重要な問題なのはご存知ですか?
本記事では、糖尿病と足の関係、フットケア(足のお手入れ)の重要性、そして日々実践して頂きたい具体的なケア方法をご紹介しますので是非最後までご覧ください。
糖尿病と足の関係
糖尿病で血糖が高い状態が続くと神経障害や血流障害、そして免疫力の低下などが引き起こされてしまいます。これらが原因で小さな傷から感染が広がり、最悪の場合には足を切断しなければならない事がありますので、糖尿病患者様では特に足のケア(フットケア)が必要となります。
① 糖尿病性神経障害
足の感覚が鈍くなり、痛みを感じにくく、ケガや火傷に気づかなくなってしまいます。足の痺れが取れない、といった症状がある方は要注意❗️
② 血流障害
血流が悪くなり、足の傷に酸素や栄養が届きにくくなり、傷の治りが悪く、感染を起こし易くなっています。
③ 免疫力の低下
免疫細胞への悪影響(好中球機能や細胞性免疫応答の低下)により、傷の治りが悪く、感染を起こし易くなっています。
フットケアって何?
フットケアとは糖尿病患者様の「足トラブルの発症予防、早期発見、再発予防」が目的となります。当院では7−9月をフットケア月間と題し、皆さんの「足への意識」を高めて頂きたいと考えております。暑くなるこの時期はサンダルを履いたり、素足になる機会が増えるので、足の裏を含めて足全体をご自身でも見てみませんか?
糖尿病患者様で次のうち一つでも当てはまる場合には、必ず医療機関にご相談ください。
- ✅足の指が変形している(外反母趾など)
- ✅足の爪が変形している(巻き爪など)
- ✅足にウオノメやタコがある
- ✅足の痺れが取れない
- ✅足の爪の周りが赤くなっている
- ✅足の裏にひび割れがある
- ✅水虫(足・爪白癬)がある
- ✅そもそも自分の足(足裏)を見ることができない(膝の痛み、腰の痛み、視力低下など)
- ✅冬場にこたつ、湯たんぽ、足裏カイロを使用している
- ✅1年以上新しい靴を購入していない
毎日できる!糖尿病フットケアの6つのポイント
①毎日足を観察する
これが一番大切なポイントです!足の表と裏、指の間をよく観察し実際に触ってみてください❗️赤み・腫れ・傷・水ぶくれ・ひび割れ・色の変化、爪の変形、匂いなどをチェック。鏡を使うと便利です。
②爪のケア
爪は深爪にならないように、まっすぐに切り、角を落としすぎないようにします。爪が厚くて切りにくい場合は、医療機関で切ってもらうのが安全です。
③足を清潔に保つ
ぬるま湯で洗い、やさしくタオルで拭き、指の間も忘れずに乾かします。
④保湿する
乾燥によるひび割れを防ぐため、保湿クリームを塗りましょう(指の間は避ける)。
⑤適切な靴と靴下を履く
サイズの合ったクッション性のある靴を選び、縫い目が少なく締め付けが強くない靴下を使用する。
⑥定期的に医療機関で足をチェックしてもらう
糖尿病専門医やフットケア外来を活用し、早期発見・早期治療を。
【まとめ】
糖尿病フットケアは、足を失うリスクを減らし、日常生活の質(QOL)を保つために不可欠なセルフケアです。今日から始められる簡単な習慣を積み重ね、足を守る意識を高めていきましょう❗️
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